THE STORY SO FAR
19BOX hail from Tokyo, Japan. The label is home to the Country's Top DJ's; DJ 19 who is the pioneer in
19BOX hail from Tokyo, Japan. The label is home to the Country's Top DJ's; DJ 19 who is the pioneer in
1999年に設立された19BOX<JUKEBOX> RECORDINGSは、日本のハウス・ミュージック系レーベルとして初めてイギリスからアナログの世界配給に着手した。クオリティ・ミュージックであればディープ、プログレッシヴ、トライバル、テック、ブレイクビート、トランス、チルアウトなどジャンルを問わない。それ故に2014年で15周年を迎えた。
19BOX RECORDINGSは、DJ 19の"19"と引っ掛けて19BOX<JUKEBOX>と名付けられ、そこには、いつまでもJUKBOXで鳴り続けるような音楽を、という意味が込められている。
当時の日本発クラブ・ミュージックというと、ジャズやテクノばかりで、なかなかハウス系の音源が世界へ届くことがなく、実際、世界で活躍するハウス・クリエイターも、NYを拠点にしている場合が多く、純粋に日本発とはいえない状況だった。そこで、19BOX RECORDINGSは日本人のプロデューサーを基軸にしながら、世界中の新たな才能を次々と送り出すことに成功している。
トップDJ達に支持されていることはもちろん、イギリス、アメリカを中心としたクラブ誌でも毎回ピックアップされ、19BOXで起用されたあと、世界的に注目を浴び、ブレイクしたプロデューサーも数多い。実際に19BOXの音源は、『RENAISSANCE』『GLOBALUNDERGROUND』『BEDROCK』など名だたる世界的コンピレーションに収録されている。
こうした成功を受け、2004年には姉妹レーベルであるPARK LIMITED MUZIKを設立。アンダーグラウンドに特化し、ノー・パッケージ、ノー・リプレス、ノー・プロモーションを標榜し、テッキーなサウンドに焦点を当てた、よりDJ向けの音源をリリース(もちろん、現在はデジタルに移行)。また、PARKというネームは、DJ 19自身がオーガナイズを手掛けるパーティー名(ageHaでレギュラー開催し、後にwombなどに移動。韓国などでも展開)、T-SHIRTSブランドとの連携をはかるなど、過去にない動きを見せたことでも話題となった。
2005年には、19BOX RECORDINGSの限定プレス・レーベルとして19BOX LIMITEDを設立。19BOXで人気の高かった作品の未発表ヴァージョンなど、エクスクルーシヴなものを不定期にリリースするレーベルとして機能している。
同年、19BOXの作品を中心に、PARK LIMITED MUZIKと19BOX LIMITEDの作品まで含めた初のレーベル・コンピレーション『19BOX INTO THE BATTLE ROUND 1』(2MIX CD+1DVD)をリリース。この作品は、台湾のAVEX TAIWANでもリリースされるなど、各地で輸出盤ではなく、随時ライセンス・リリースされた評価の高い作品に仕上がっている。
また、2007年にはインドネシア最大にして世界的に著名なクラブ、STADIUMの1stオフィシャルCD『Stadium Jakarta Essential』に於いて、全て19BOX RECORDINGS音源が使用された。このアルバムは、リクエストを受け、日本ではパッケージを替え、DISC 1(DJ 19のMIX)のみ『Party 4 The Weekend』として発売されている。
2008年、ロシア地域(旧USSR)で2枚組MIX CD『19box Into The Battle In Russia』がリリースされた。日本でこうした海外レーベルからオファーを受け、レーベル・コンピレーションが編まれることはまずない。
日本、いやアジアで唯一、世界各国でコンピレーションがリリースされているクラブ系レーベルだからこそ、多くのレーベルが次々と閉鎖する中、常にトップに位置しているのである。それは、これまで参加した幅広いジャンルのプロデューサー/アーティストの顔ぶれ、例えばCHRIS COCO、NICK HOLDER、MOUSSA CLARKE、MARKUS SHULTZ、JAY TRIPWIRE、AUSTIN LEEDS、RABBIT IN THE MOON、A MAN CALLED ADAM、宗次郎といったクレジットを発見できることからも明らかだろう。
DJ 19が積極的に紹介し、随時メジャー・レーベルを含めてCDをリリースしてきたチルアウト系の音源についても多く扱い、サウンドの幅はますます広がっている。そして、豪華な顔ぶれだけでなく、クオリティを重視したからこそ、19BOX RECORDINGSはブレることなく続いているのである。